ギターのカッコいい曲 歴代の洋楽ロックおすすめ20選

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ロックの誕生から50年以上経ちます。

ロックヒストリーでは、カッコいいギターソロがあるなしが、バンドの生命線だった時代もありました。

実際、形こそ変わりましたが、いまもギタリストの存在感、サウンド、テクニックがリスナーのハートを鷲づかみにしています。

ここでは、ロックギターに焦点をあててギターのカッコいい洋楽ロックを紹介します。



ギターのカッコいい洋楽ロック20選

1:Dire Straits “Money For Nothing”

1980年代は、MTV全盛の時代と言ってもいいくらい作りこんだミュージックビデオが沢山放送されていました。また、音楽を聴くのにアナログレコードやカセットからCDへと移っていった頃でもあります。

それまで「音楽」を売りにしてきた一部のミュージシャン達からはアンチミュージックビデオの動きがありながらも、ビデオがないイコール売るものがないと同じくらいMTVの影響力が強かった時代でした。

ダイア・ストレイツの”Money For Nothing”はそんな風潮を皮肉ったような歌詞とインパクトのあるギタートーンが魅力です。

ギタリスト、マーク・ノップラーが言うには

「このトーンは偶然の産物で、ワウワウ(エフェクター)を半開きにしたままリフを弾いていたら、リフにぴったりなトーンが出てきたってわけ。」

と、インタビューに答えています。

2:Van Halen “Hot For The Teacher”

こちらも同じくMTV世代ど真ん中という感じのヴァン・ヘイレンによる“Hot For The Teacher”♪

現役ロックギタリストとして、ライトハンド奏法の名手として今もって影響力大です。

ガヤガヤした騒がしいドラムに飛び込んでくるド派手なギターがカッコ良くて、このフレーズをコピーするのに憧れてギターを始めたメタルキッズも多かったようです。

聴くからに疾走感バツグンなギターですが、いとも簡単そうに、そしてニコニコしながら楽しげに弾くエディは本当に凄いミュージシャンです。

3:The Police “Walking On The Moon”

派手なギターソロはありませんが、どの曲でもインパクトのあるギタートーンが印象的なポリスの“Walking On The Moon”

ギタリスト、アンディ・サマーズはポリスの前にアニマルズという人気バンドや長年セッションギタリストとしても活動していたので、そこで得たアイデアを曲に生かしています。

サラリーマンだったら、企画開発とかやらしても才能を発揮しそう^^

と思えるくらい、ギタリストとアイデアマンが合体したようなミュージシャンで、曲のイメージに合うギタートーンを編み出す名人です。

4:Jeff Beck “Led Boots”

職人芸ともいえるような硬派なギタリスト、ジェフ・ベック♪

テイスト的にはロックではありますが、ファンクやソウル他あちこちのジャンルから美味しいところを抜き出して自分流に昇華させてしまう辺りは流石です。

1970年代中盤は、フュージョンやクロスオーバーなどと呼ばれていたロックをより洗練化し、テクニカルな演奏が人気だった頃で、この“Led Boots”も当時のブームをよくあらわしています。

5:Jimi Hendrix “Little Wing”

うまいギターが聴きたいなぁ。

と思ったときにピタリとあうジミ・ヘンドリックスの“Little Wing”

ヘッドフォンをつけて大き目な音で聴くと、目の前にジミヘンが現れて、流暢なギターを弾いて聴かせてくれるようです。

6:The Rolling Stones “Gimme Shelter”

ムードに合わせてトーンを変換してくれるエフェクターの存在はギターと切っても切れない存在ですが、この曲も静かで幻想的なギタートーンが聴く者を曲全体へと導いてくれます。

7:Red Hot Chili Peppers “Under The Bridge”

バラードをカッコよく聴かせるにはどうしたらいい!?

という質問に答えてくれるようなカッティングがカッコいいギターが堪能できます。

ジミ・ヘンドリックスのファンだったギタリスト、ジョン・フルシアンテは「白いジミヘン」と言われていたくらいサウンドにその影響が表れています。

8:Metallica “Sad But True”

ズッズッズッズッというウルトラヘビーなギタートーンが特長であるメタリカの“Sad But True”

単純なリズムながら曲全体のイメージを牛耳るどこまでも重いサウンドは当時とてもインパクトがあり、バンドカラーの代名詞的存在でした。

9:U2 “With Or Without You”

U2のエッジはタッグを組んだサウンドプロデューサーのブライアン・イーノと音楽的な試行錯誤を繰り返して、カッコいい効果音的ギターサウンドを作り出しました。

日本でもレベッカ他ロック系ギタリストたちに影響を与えています。

エッジの弾くギターは、まるで鐘がなっているような音を出していて、淡々と進んでいくミディアムテンポの曲をクライマックスへと盛り上げています。

10:Boston “A Man I’ll Never Be”

クイーン同様、洋楽好きの女子に人気だったボストン。隅々まで計算されたアレンジ、美しいハイトーンのボーカル、そして厚みのあるメロディックなギターと人気がでるのも納得という感じです。

トム・シュルツの弾くギターはバンドのトレードマークにもなっていて、その音色、フレーズともにギターだけ抽出しても何の曲かわかるくらい特徴があります。

11:Steve Vai “The Attitude Song”

カッコいいとへんてこりんな音が一体化したギターが満喫できます。

「何だこれ?」

「どうやって弾いているの?」

といった具合で、それまで聴いたことがなかったようなギターがあちこちに出てきて、ロック以外でも使えそうなコマーシャルなサウンドが斬新です。

12:Joe Satriani “Satch Boogie”

1930年代に流行っていたジャズのスタイル、ビバップをヘビーメタル調にしてカッコいい曲を作るとこんな感じ!

という雰囲気のギターが全編にわたって聴けるジョー・サトリアーニの“Satch Boogie”♪

温故知新をギターで説明するとこんな感じでレトロとモダンが違和感なく混ざり合っています。

13:Pink Floyd

“Another Brick In The Wall”

淡々としたカッティングが続くなか読経でも聴いているかのような歌い方で永遠と続くピンクフロイドの代表曲”Another Brick In The Wall”♪

間奏に登場するギターソロは、デビッド・ギルモアの知名度を決定的にし、ロックギターソロ史上最高の一品のひとつとしてこの先も語り続けられるに違いありません。

14:The Beatles “Revolution”

ビートルズの中で、もっともギターが歪んでいる曲でしょう。ジョン・レノンの声も気持ち歪んでいるような気がします^^

バリバリと歪んだギターと締まったバスドラムの組合せが曲のヘビーさを強調していますね。

15:AC/DC “Back In Black”

ひと仕事終わってバーで飲んでいるときに流れてきたら、疲れを吹き飛ばしてくれそうな最高なギターが聴けるAC/DCの“Back In Black”

成功したポップロック、ハードロック、メタル、パンクバンドすべてに言えることですが、歪んだギターを軸にカッコいいリフ、タイトなリズムセクション、華のあるボーカルがAC/DCにもバッチリ揃っています。

16:Derrick & The Dominos

“Layla”

以前、自動車のコマーシャルで使われていた”Layla”♪

イントロのギターフレーズはあまりに有名で、コマーシャルに限らずバラエティーでも使われていることが多いです。

歌よりギターの方が有名という曲は何曲かありますが、この曲もエリック・クラプトンの歌メロを知らない人は割といますね。

17:King Crimson “Elephant Talk”

ギミックや声色という言葉がぴったりなギターサウンドが聴けるキング・クリムゾンの“Elephant Talk”

バンド全体が不思議な音を出してはいますが、なかでもギタリスト、エイドリアン・ブリューが弾くギターが曲のタイトルそのもので、像が喋って何かを訴えている感じがよく出ています。

「いったい、どうやったらギター一本でこんな音が出せるんだ?」

と、ジミヘンのステージを初めて見たときの印象を語っていたエイドリアンですが、いまは自分自身が同じことを思われる存在になっています。

18:Queen “Bicycle Race”

自伝映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒット中のクイーンによるスマッシュヒット“Bicycle Race”

クイーン「ボヘミアンラプソディ」のサントラ収録曲を徹底解説

音楽の授業でまず習うドレミファソラシド。そのドレミを使ってカッコいい曲を作りなさいという宿題がでたら満点を取ること間違いなし!

という感じのロックギターが聴けます。

誰でも知っているドレミを使って誰も聴いたことがないような曲を作ってしまうあたりはクイーンの特長とも言えますね。

19:Linkin Park “Numb”

音を歪ませるディストーション、オーバードライブ。

このエフェクターが身体に内蔵されているのでは!?

という程、強力なボーカルと分厚いギターが売りのリンキンパークの“Numb”

 

20:Radiohead “Bodysnatchers”

ギターだけ聴いていると「うるさい静かにしろ!」っと、怒鳴りつけたくなるような不快で耳障りな歪んだギターサウンド。

ところが、曲が始まるとこれ以上ないというくらいピッタリな歪が癖になります。



まとめ

エルビスプレスリーが登場した1950年代後半からロックンロールが台頭し、あわせてロックギターもいろいろなスタイルを生み出してきました。

ロックギターの代名詞である歪んだギターサウンドだけとっても実にいろいろなアイデアが盛り込んであってバラエティー豊かだったのではないでしょうか。

これからもどんなカッコいいギターサウンドが聴けるのだろうかと思うと楽しみです。




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