フジロックフェスティバル2019 ヘッドライナー3組が明らかに!

投稿日:

日本三大音楽フェスと呼ばれる音楽フェスティバルがあります。

国内アーティストが一堂に集結する『ロックインジャパン』。国内外のアーティストが集結する都会型フェス『サマーソニック』

この二つは今年20周年を迎えますが、それに負けず劣らずの魅力を持つのが、今回ご紹介する『フジロックフェスティバル』

記念すべき第一回は富士山の麓、天神山スキー場で開催されたので、フジロックと名付けられたわけですが、現在は新潟県の苗場スキー場で開催されています。

 

View this post on Instagram

 

Fuji Rock Festivalさん(@fujirock_jp)がシェアした投稿 -

サマーソニックよりも海外のインディーアーティストが多く出演する傾向のある、音楽マニアも垂涎のフェスティバルです。また、キャンプエリアも設けられており、夜はキャンプと音楽を同時に楽しめるフェスとしても有名です。

この大自然を満喫しながら世界の牽引する音楽を堪能できるフェス。

今年は2019年7月26日(金)〜28日(日)3日間の開催決定しています。

 

そんな日本を代表するフェスの出演者発表第一弾として、ヘッドライナーを含む34組のアーティストがアナウンスされました。

今回はヘッドライナーとしてラインナップされた3組をご紹介します。

まず、そのヘッドライナー3組ですが、

  • The Chemical Brothers
  • The Cure
  • SIA

と発表されました。

それでは、彼らの音楽にスポットライトを当てていきましょう。

フジロック2019 第2弾ラインナップも豪華絢爛!



The Chemical Brothers

1989年にマンチェスターで結成されたTom Rowlands (トム・ローランズ)とEd Simons (エド・シモンズ)によるユニット『The Chemical Brothers』

エレクトロニカをベースとした音楽を発信しながらも、ロック界でも高い評価をえており、ロックにフィーリングを持った彼らの音楽はデジロックと呼ばれることもあります。

今回のようなロックフェスティバルにも、多数の出演経験があるなど、他ジャンルのアーティストとの交友も広く、ジャンルを問わないゲストアーティストを招いた作品を多くリリースしています。

ゲストアーティストには、ティム・バージェス、ベス・オートン、ノエル・ギャラガー、バーナード・サムナー、リチャード・アシュクロフト、Q-Tip、K-OS、ケリー・オケレケなど数多くのアーティストが参加しています。

MAH

2019年に入ってすぐリリースされた新曲『MAH』

説明のしようのないエネルギーは、もはや彼らの音楽が『The chemical brothers』というひとつのジャンルを確立してしまっていることを意味しているように思います。

是非苗場の広い空間で、この曲に合わせて踊り狂いたいです。

この動画に寄せられた海外のコメント

2回目のドロップは何?クソ素晴らしいよ。

[もし彼らのライブに行ったことが無いのなら、絶対に行くべきだよ。私を信じて!彼らのライブは死ぬまでにするべきことリストに記載されるべきものだから。

 

Setting Sun

元オアシスのノエル・ギャラガーをゲストアーティストに迎えた『Setting Sun』

当時ブリティッシュ・ロックのメインストリームであった、オアシスのノエルを味方につけることで、ロックファンの心も掴み、現在のケミカル・ブラザーズに繋がったと言ってもいいでしょう。

なんとリリースは1996年!世に出て20年以上経つというのに、現代の音楽に全く引けを取りません。
私も大好きなナンバーです。

この動画に寄せられた海外のコメント

ケミカル・ブラザーズもノエル・ギャラガー好きだ。でも、この曲を書いたのはノエル・ギャラガーで、ケミカル・ブラザーズに提供したものだ。オアシスがこの曲を演奏しているのを収めた92ものブートレッグが見つかっているのだから。

このMVをよく観たもんだ。当時私は寡黙で多感だった。今ではドラッグについての歌だと感じるよ。

Wide Open ft. Beck

ベックをヴォーカルに招いた『Wide Open ft. Beck』

この楽曲以前にも多くゲストヴォーカル招いてきたケミカル・ブラザーズですが、これほど、ビートを控えめに設定して、ヴォーカルを前に押し出した曲はあまり無いのではないでしょうか?

元々ロックなフィーリングを持ったケミカル・ブラザーズの楽曲ですが、この曲では神々しいアートを描き出しています。

この動画に寄せられた海外のコメント

この作品は美しく、教養のある音楽だと感じるんだ。ノイズ控えめでありながな美しいビート。聴き手への敬意を感じることができるよ。 魅了されるよ。

この曲はクラシックな響きを持っているね。ケミカル・ブラザーズの独特なサウンドとベックの歌声とのコンビネーション。魅力的なムードとソノヤ(MVのダンサー)の踊りにより、このMVから目が離すことができない。



The Cure

今年「ロックの殿堂」にも選出されている、結成から31年を迎える超ベテランバンド。
度重なるメンバーチェンジを経て、現在は

  • Robert Smith(ロバート・スミス)
  • Simon Gallup(サイモン・ギャラップ」)
  • Roger O'Donnell(ロジャー・オドネル)
  • Jason Cooper(ジェイソン・クーパー)
  • Reeves Gabrels(リーヴス・ガブレルス)

の5人で活動をを続けています。

活動開始から現在まで、ニューウェイヴのような音楽からオルタナティブロックまで様々なジャンルの楽曲をリリースしたきた彼ら。

私が初めて彼らの音楽を聴いたとき、日本のヴィジュアル系バンドのようなルックスながら、その音楽性は幅広い世代の心を掴む要素を含んでいるという点が興味深いと感じました。

Just Like Heaven

これぞ、ニュー・ウェイヴと言いたくなる1曲『Just Like Heaven』

ポロンッと響く軽めのベース音がリズミカルに曲を支え、ロバート・スミスの歌声が縦横無尽に曲中を飛び回ります。

20秒辺りからのシンセサイザーの音色が当時の音楽シーンの流れを象徴するように曲を彩ります。

この動画に寄せられた海外のコメント

昔、私がまだ子供の頃、この曲に合わせて狂ったように踊ってたなんて信じられないよ。母親が言ったんだ、私には然るべき治療が必要だと。The Cure(治療)には終わりが無いよ。

ロックの歴史において最も過小評価されているのがザ・キュア―じゃないかな。『Disintegration』、や『Seventeen Seconds』、『Pornography』 『Head on the doors』『Bloodflowers』などのアルバムがリスナーのベストにならないなんてありえるかい。彼らの楽曲の大半は夢に満ち溢れた人生を思い浮かばせてくれる。 実際には訪れなかった類の人生を・・・いつもほろ苦い気持ちになるよ。

Friday I'm In Love

煌びやかさとポップさを絶妙に融合させたイントロから始まる『Friday I'm In Love』

パンダのような濃いメイクした男たちがこの曲を演奏しているなんて、誰が想像できるでしょう。

2019年、EDMなどの音楽が当たり前となった現代に聴くとまた当時とは違った重要性を感じることができます。

この動画に寄せられた海外のコメント

過去22年間、この曲を毎週金曜日に欠かさず聴いてきたんだ。

ひとつ。彼らはジョークのつもりでこの曲を書き上げ、こんなヒット曲になるとは想像していなかったんだ。ふたつ。この曲を聴いた時、確信したんだ。ロバート・スミスはその心が喜びに満ち溢れた人間だと言うことを確信したんだ。みっつ。この曲のことを隅から隅まで好きだよ。

Boys Don't Cry

上で紹介した2曲より少し力強く、当時のパンク・ロックのようなサウンドを吐き出す『Boys Don't Cry』

バンドの比較的初期の曲ということも、このサウンドの違いに大きく関係しているでしょう。強がったゆえに、愛すべき人に見放された男の悲痛な叫びを歌った曲です。

この動画に寄せられた海外のコメント

この曲をピアノで演奏できるようにならないといけないんだ(実際は聴いた感じよりは難しくないんだよ)。というわけで、今この動画を観ているんだけど、幸せな気持ちでいっぱいさ。今の音楽の先生がいなければ、僕はこの曲に出会うことはなかった。本当に先生には感謝している。ものすごーーく良い曲だよ。ノルウェーの13歳より。

これは1979年にリリースされたオリジナルver.じゃないんだよ。1986年の『New Voice - New Mix』からのものなんだ。誰もこの事に触れていないのは興味深いね。



SIA

オーストラリア出身のシンガー『SIA』(シーア)もフジロックのために来日します。

顔をあまりメディアで露出しない彼女。世界的にヒットした『Chandelier』や女優の土屋太鳳が『Alive』の日本版MVに出演するなどの影響で日本でも知名度が格段に上昇しています。

この、「顔をあまり露出しない」と「日本では近年知名度が上がった」という要素により、彼女が若手アーティストだと勘違いしている人をチラホラ見かけますが、実際は1993年に音楽活動を開始した、ベテランアーティストです。

彼女の歌声を生で聴ける機会は滅多にないので、個人的にも今年のフジロックで最も注目しているアクトです。

Chandelier

2014年、全世界で大ヒット。

2015年の第57回グラミー賞の「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス」「最優秀ミュージックビデオ」にノミネートされ、彼女の名を世界に轟かせた1曲となりました。

この曲で特筆すべき点は、彼女の圧倒的な歌唱力。歌唱力もさることながら、他に類を見ないキャラクターを持つ歌声には圧倒されます。

この曲をライブで聴くことができるだけで、フジロックに行く価値は十分にあると思います。

この動画に寄せられた海外のコメント

このMVに出演しているダンサーは、曲をクリエイティブに表現しているね。それはまるで、動きで物語を描いているようだ。それによってシーアの音楽を唯一無二なものへと変えているね。

MVも曲もシーア自身の依存症との闘いを表していると思うんだ。建物は彼女の心の状態を描写し、女の子はアルコールやドラッグなどの依存に操作される彼女の精神。だから女の子は「幸せ」と「怒り」という感情を行ったり来たりしているように見える。彼女は憂鬱な日々を過ごし、現実から遠ざけられているんだ。

Alive

アルバム『This Is Acting』Iのリードトラックとしてリリースされた『Alive』
元々は、世界的なシンガー「アデル」の曲になるはずだったというこの曲。

アデルのアルバム『25』の為に、2人でセッションし生まれたものの、ボツになり、シーアの楽曲としてリリースされたとインタビューで語っています。

オリジナルのMVに出演しているのは日本人の空手家、高野万優(たかの まひろ)。日本版MVでは女優の土屋太鳳がダンスを披露に話題になりました。

この動画に寄せられた海外のコメント

4分15秒から4分18秒にわたって聴くことのできる、この曲での最も高音の歌声はすごい!おかしいよ!彼女は素晴らしい才能の持ち主だ。彼女以外の全世界のシンガーにはとても歌うことのできない曲がたくさんあるね。 最も力強い歌声の持ち主であり、世界最高峰のヴォーカリストだ。

空手をMVにしようすることで、作品に更なる魅力が加えられているよ。

Cheap Thrills ft. Sean Paul

レゲエミュージシャン『Sean Paul』(ショーン・ポール)をゲストヴォーカルに迎えた『Cheap Thrills』
『Alive』同様、本来は別のアーティストの為にシーアが書いた曲。

この曲はリアーナの 2016年にリリースされたアルバム『Anti』に向けて制作されたものなのです。

この動画に寄せられた海外のコメント

彼女にインスパイアされて、もう一度楽曲制作を始めようと決心したよ。いつか彼女と共に音楽を作りたいと熱望している。ここに宣言するよ。

Sia  S=she  I=is  A=amazing(彼女は素晴らしい)

この曲はビートがダウンしていきそうなのに、ダウンしない。そんな楽曲だね。

レッチリも出演?

今回発表されたアーティストラインナップの中に、サマーソニックにも出演予定の『Red Hot Chili Peppers』の名前があると音楽ファンは騒然としました。

しかし、その名前をよく見ると『Red Hot Cilli Pipers』
後半のスペルが少し違う!

今回フジロックに出演が決定したのは、レッチリに名前がそっくりのバグパイプグループだそうです。
私も一瞬驚きました(笑)

Red Hot Chilli Pipers cover Avicii's Wake Me Up for the Radio 1 Breakfast Show

かなりの実力派ミュージシャンでしたね(汗)コミックバンドと勘違いしていた方も多いのでは?

あのレッチリじゃないという事実を知って、落胆された方もおられるかと思いますが、これはこれで一見の価値ありだと思います。

この動画に寄せられた海外のコメント

レッチリを見に来たけど、いまはパイプの音色を楽しんでいるよ。素晴らしいね。

レッチリがイントロのためだけに、パイプ奏者を招いたと思ってたんだけど、なかなか本人たちが登場しないなと不思議に思っていた。ちゃんとタイトルを読んでいなかったね。

まとめ

 

View this post on Instagram

 

Fuji Rock Festivalさん(@fujirock_jp)がシェアした投稿 -

20周年記念で盛り上がり、メモリアルなラインナップが予想されるサマーソニックやロックインジャパンに負けじと超濃厚なメンツをラインナップしてきた『フジロックフェスティバル』

ヘッドライナー3組以外にも、一見の価値のあるアーティストが多数出演します。
その他のアーティストもまた別の機会にご紹介しましょう。

チケットの先行受付もすでに始まっています。
気になる方は、是非チェックしてみてください。

関連記事

フジロック2019 第2弾ラインナップも豪華絢爛!




-フェス / イベント

Copyright© The wonderful music , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.