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世界的な人気を誇るロックバンド『Maroon5』(マルーン5)
現在海外のヒットチャートはEDMやR&Bに占拠されているという現状ですが、そんな中に堂々とランクインできる数少ないバンドの1つです。
基本的に海外の音楽には疎い日本人ですが、普通にテレビを見たり、ラジオを聴いていれば必ず一度は彼らの音楽を耳にしたことがあるはずです。
今回はそんなマルーン5の来日公演に先駆けて、ライブでパフォーマンスする可能性が高い名曲をご紹介しましょう。
マルーン5のおすすめ曲11選
それでは、マルーン5のおすすめ曲11選をご紹介していきましょう。
Girls Like You ft. Cardi B
今年のグラミー賞に多数ノミネートされ、最優秀ラップ・アルバム賞を受賞した注目のアーティスト『Cardi B』(カーディ・B)をゲストボーカルに招いた『Girls Like You ft. Cardi B』
イントロのアコースティックギターのポロンポロンと少し物足りなく感じるような音に惹きつけられます。
このギターリフが曲が終わるまで繰り返されるのですが、後に加わるサウンドと気持ちいいアンサンブルを生み出します。
ドラムレスなこの曲ではビートを生み出す役割を担っている特異なギターリフとも言えるでしょう。
カーディ・Bが得意のラップをはめ込んでくるのは、曲が終盤に差し掛かった2分45秒あたり。
「このまま終わらせてたまるか!」と言わんばかりに彼女のアイデンティティーであるラップを披露します。
この動画に寄せられた海外の反応
- 学校の授業でこの曲のリミックスを制作してiTunesにアップしたんだ。
- ピアノでこの曲を弾けるようになるために練習しているんだ。
- 誰もがこの曲を聴いてクレイジーになってしまうんだ。今ぼくもそのストーリー性や動画の編集に夢中になってるよ。
- どうやったらこういうミュージックビデオが思いつくのだろう。 「Sugar」, 「this summers gonna hurt」 ,「wait」や「animals」も例外ではないよ。素晴らしい。
Sugar
日本でも至る所でプレイされている『Sugar』
ローテンポながら、気がつけば体が動いてしまうようなチューンとなっていて、カフェでもクラブでもプレイされています。
日本人でも歌えそうなスピードの英語で歌われているのでカラオケで披露したくなってしまいますが、やはりあのファルセットを素人が再現するのは至難の業でしょう。
こういった曲にもファンクの要素がベースのフレーズなどに散りばめられている点も面白いですね。
この動画に寄せられた海外の反応
- この曲よ大音量でかけていたら、ご近所さんに通報されたよ。
結果、ご近所さんが連行されたけどね。 - 私の結婚式にマルーン5を呼びたい。
- このMVと同じことをやろうとして失敗したんだ。
Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera
イントロからアウトロまで一度聴いたら忘れることのできないダンスチューン『Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera』
あのクリスティーナ・アギレラをゲストに招いた贅沢な1曲です。
直訳すると「ジャガーのように動く」というタイトルに、動物のジャガーを連想してしまう人もいるかと思いますが、MVを見てわかるように、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーのことを指しています。
ちなみにゲストアーティストが不在でも、こういった曲をライブで披露してくれるのでご心配なく。
この動画に寄せられた海外の反応
- スーパーボウルのハーフタイムショウでマルーン5のパフォーマンスを観て、この動画にたどり着いたけど、如何にこちらの曲にはオートチューンが掛かっているかが分かるよ。
- イントロのドラムのビートがいいね。
- 私がもっと幼い頃、家の隣にあるバーが当時人気のあった音楽を爆音でかけていてたから、この曲のことはよく憶えているよ。
- この曲のこのダンスでアダム・レヴィ―ンの右に出る者はいないね。
Sunday Morning
タイトル通り日曜日の午前中にピッタリの空気感を持つ『Sunday Morning』
この曲も発売当時、日本でよくプレイされていました。
私がマルーン5の存在を知ったのもこの曲がキッカケでした。
現在のマルーン5の音楽とは大きく違っていて、この頃の彼らのスタイルを望むファンも多くいます。
この動画に寄せられた海外の反応
- この頃のマルーン5が恋しい
- この頃は電子音なんて使われていないんだよな
- 女の子をデートに誘いたくなる曲だ。
- 私がまだ6歳の頃にこの曲を初めて聴いて、ようやくここへたどり着いたわ。
Payphone ft. Wiz Khalifa
日本では「おじゃマップ」などの番組でBGMに使用された『Payphone ft. Wiz Khalifa』
タイトルにもあるように、アメリカのラッパー『Wiz Khalifa』をゲストに迎えたこの曲。ファンクの要素は影を潜め、R&Bやヒップホップの要素を盛り込んだ1曲です。
この曲はアダム・レヴィ―ン以外の人間が歌ってはいけないのではないかと思うほど、曲の世界観に歌声がマッチしています。
この動画に寄せられた海外の反応
- リリースから何年経とうが、この曲を嫌いになる人なんていないわ。
- リリース当初からこの曲のことがずっと好きなんだけど、マルーン5の曲だって今知ったよ。
- この曲を聴くとノスタルジックな気持になるの。
- 未だにこの曲をいろんなところでプレイされているわ。
Makes Me Wonder
私が高校生の頃ヒットチャートの上位に長い間居座っていたヒット曲『Makes Me Wonder』
日本ではあまり知名度の高くない1曲ですが、アメリカでは大きなヒットとなりました。いつかこの曲を生で聴いてみたいと思っていますが、なかなかその夢は叶いそうにありません。
マルーン5の曲の中でもファンクの要素が強く出た曲でカッティングギターの音色がまさにファンキー!アシッド・ジャズ的なサウンドスケープも素晴らしい。
彼らには、もう一度こういった音楽に挑んでもらいたいです。
この動画に寄せられた海外の反応
- この曲がバンドスタイルからポップスへと傾倒してくマルーン5のボーダーラインとなったんだ。
- マルーン5の全ての楽曲が、その他の音楽より際立って聞こえるよ。それはテクノや新旧問わずにね。
- この曲がキッカケで僕のコンピューターがウイルスに侵されたんだ。
- 中学生の頃、学校に向かう前にこの曲をよく聴いたもんだ。ほんとに良い時代だったよ。
Cold ft. Future
アメリカはジョージア州出身のラッパー『フューチャー』をゲストに迎えた『Cold ft. Future』
バンドサウンドから完全に逸脱した1曲に驚いたファンも多いでしょう。
ファーチャーのラップの散りばめ方が絶妙です。
トリッピ―なMVに目が回りそうになりますね。
この動画に寄せられた海外の反応
- この曲でのFutureのラップはかなりクリアに聞こえるね
- このMVを編集した人間は次の次元に到達しているね。
- 史上最高の曲だよ。
- マルーン5feat.ブルーノ・マーズ&ザ・ウィークエンドっていうのも実現して欲しい。
Three Little Birds
レゲエのレジェンド「ボブ・マーリー」のカバー『Three Little Birds』
レゲエの「ンチャ・ンチャ」というタイトなバックビートのギターは残しつつ、マルーン5のカラーも押し込んだカバーソング。
トリビュートの相手が偉大なボブ・マーリーだっただけに批判的な評価も多かったようですが、これはこれでマルーン5らしさも出ていていいと思います・
この動画に寄せられた海外の反応
- 良いトリビュートだ。このバージョンも好きだよ。でもオリジナルは超えられないかな。
- ミュージックビデオがハイテク過ぎやしないか?
- コールドプレイとマルーン5のコラボなんかも見てみたいな。
One More Night
「マルーン5がレゲトンを作ったら」というコンセプトが窺える『One More Night』
そうした生まれた曲は驚くほど違和感なく完成しています。
日本の音楽のサビのような著しい盛り上がりが無く進行していく点も興味深いです。
この動画に寄せられた海外の反応
- 私がまだ幼い頃、この曲を一生懸命探したんだけど、見つからなかった。
今回エミネムの動画を観ていたら、ここにたどり着いたんだ。 - 昨夜のスーパーボールのハーフタイムショーでこの曲を演奏してくれなかったから、この動画を観ることにしたんだ。
- マルーン5サイコー!
Harder To Breath
上述したスーパーボールのハーフタイムショーでのパフォーマンスで1曲目に披露したのがこの『Harder To Breathe』
このロックナンバーをライブの起爆剤にしたのでしょう。
得意のファルセットを使わずに、太く力強い歌声で歌い上げるという、いつもと一味違うアダムのボーカルが楽しめるナンバーです。
この動画に寄せられた海外の反応
- これがホントのマルーン5なんだ。純度100%のロックがね。
- 古い曲にも良いグルーヴが流れているね。
- この曲をアークティック・モンキーズが演奏したらカッコイイんじゃないかな。
If I Never See Your Face Again ft. Rihanna
R&Bの歌姫『リアーナ』もマルーン5の楽曲にゲストヴォーカルとして参加しています。
そんな豪華なナンバー『If I Never See Your Face Again ft. Rihanna』は敢えてリアーナの得意とする重いビートのR&Bとは少し逸れた曲展開をすることでリアーナの多様性を引き出しているように思えます。
この動画に寄せられた海外の反応
- これまでの音楽史において最も過小評価されているコラボレーションのひとつだわ。
- リアーナのいろんな音楽を冒険していく姿勢が好きだ。
- アダムとリアーナの間に何か只ならぬ関係があるのではないかと疑うほどお似合いだ。
- 2人のボーカルの間に生まれるケミストリーが見たくて、何度も再生してしまう。
MAROON5の音楽性
マルーン5のメンバー構成や音楽性をおさらいしておきましょう。
メンバー
アダム・レヴィーン(ボーカル、ギター)
ジェイムス・ヴァレンタイン(ギター、コーラス)
ジェシー・カーマイケル(キーボード、ギター、コーラス)
ミッキー・マデン(ベース)
マット・フリン(ドラムス)
PJ・モートン(キーボード、コーラス)
サム・ファーラー(キーボード、ベース、ギター、コーラス)
ドラムメンバーの脱退のを経て、現在7人編成で活動するマルーン5。
特徴的なのは、マルチプレイヤーなメンバーが数人いることではないでしょうか。
同じパートでも、違うプレイヤーが演奏することでレコーディングに幅広い可能性が生まれているように感じます。
そんな彼らの音楽性はオルタナティブ・ポップ・ロックといったところでしょうか。
特に、ファンクミュージックの要素が演奏に垣間見れる部分がメインストリームをひた走るバンドとしてはユニークな点でもあります。
このファンクの要素が、彼らの音楽に独自のダンサブルなロックテイストを与えているのです。
アダム・レヴィ―ンの歌声
MAROON5の音楽で誰もが注目してしまうのはアダム・レヴィ―ンの歌声でしょう。
高音域まで難なくカバーしてしまうファルセットボイスは、美しくも個性的。どこか中性的な音色で、一瞬、彼が男性であることを忘れてしまうほどです。
名だたるボーカリストでもなかなか真似できないのではないでしょうか?
ましてや一般の成人男性が歌うのは困難なので、マルーン5の楽曲をカラオケで歌えないのがネックです(笑)キーを変えて歌ってください。
その天性の歌声を、ポップでファンクなロックと融合させるということが、マルーン5の方向性の妙とも言えます。
そんなマルーン5はウォール・ストリートジャーナルが選出した「史上最も人気のある100のロックバンド」というランキングで14位にランクインしています。
ゲストアーティスト
近年では、アダムが類まれな歌声の持ち主であることに胡坐をかかずに、他のアーティストを積極的にゲストに招いて楽曲を制作するスタンスを取っているマルーン5。
適材適所で外部の力に頼ることで、楽曲に更なる可能性をもたらしています。
これまでに参加したアーティストには、レディ・アンテベラム、ウィズ・カリファ、.グウェン・ステファニー、カーディ・B、リアーナなどがいます。
スーパーボール・ハーフタイムショー
マルーン5の最新ビッグニュースとして、ある特別なショーの成功が挙げられます。
2019年2月3日にアメリカのジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで開催された国民的スポーツイベント『第53回スーパーボール』
ここで、マルーン5はハーフタイムショーのパフォーマンスという大役を引き受け、大成功させました。
日本人は「ハーフタイムショー」と聞くと、休憩の延長線上にあるものだという、オマケ的なニュアンスで考えがちですが、アメリカのスーパーボールは規格外の規模です。
なので、ハーフタイムショーも超豪華。
これまでに、レディーガガ、ケイティー・ペリー、ローリング・ストーンズ、ブルース・スプリングスティーンなどのアーティストがパフォーマンスしており、ブルーノ・マーズ+コールドプレイ+ビヨンセなど、このショーでしか見ることのできない豪華な共演が楽しめる特別なステージなのです。
マルーン5はそのステージで、トラヴィス・スコットやビッグ・ボーイといったラッパー陣と共演し観客を沸かせました。
まとめ
来日目前のスーパーバンド『MAROON5』
彼らの幅広い音楽性は、今回のライブを虹色に彩ってくれるでしょう。
ライブ会場で知らない楽曲に出会うことも素晴らしい体験ですが、ガッチリ予習してからライブに望んで、数々の名曲にイントロから歓喜して踊るのも捨てたものではないですよ。