After Hours 2019 に出演する個性的アーティストを紹介

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10年ほど前はフェスと言えば夏フェスかカウントダウンフェスという2択が一般的な考え方ですが、現在は一年中の日本全国で開催されている音楽フェスティバル。

そして、それに伴ってフェスのコンセプトも多様化。
ハードロックやヘヴィーメタルのバンドが集うものや、近年定着してきたEDM限定フェスなど、さらにターゲットを絞ったフェスが増加しています。

そんな中、コアな音楽ファンを唸らせるフェスが日本で開催されます。
そのフェスの名は『After Hours』

開催日は5月12日
会場 はTSUTAYA O-EAST / duo MUSIC EXCHANGE / TSUTAYA O-CRESTの3会場で行われます。フェスと言っても屋内で行われるイベントですが、注目すべきはそのアーティストラインナップ。

コアで洗練された音楽性も持つアーティストばかりがステージにでパフォーマンスを繰り広げます。

今回はそんな贅沢なアーティストを一挙にご紹介しましょう。



『After Hours』のコンセプト

明らかに、その他の音楽フェスとは異なるコンセプトが窺える『After Hours』

2017年に記念すべき第1回が開催され、今年で3回目となります。
2018年の第2回は上海と台北でも開催されるなど、オーディエンスの層をワールドワイドに広げています。

オフィシャルサイトに掲載されている、このフェスのコンセプトの一部です。

このイベントは、古くから根付いている芸術・音楽業界にはびこる組織、具体的にはアーティストが本来持っていたであろう、純粋な想いを込めた活動を、スムーズに行うことを難しくしているシステム、既に出来上がっている体制など『芸術を駄目にするものへの闘争』として、権力に迎合しない、芸術性を妥協をしない、そういった志を持ったアーティスト達が集まり、表現出来る場を少しでも築きたいと思い立ち上げました。

この一文から分かるように、数多くの音楽が、商業的にな目的で消費されていき、その「芸術性」を蹂躙されていく流れに逆らうよな存在を目指すイベントであることがわかります。

日本では『After Hours』のようなコンセプトのイベントは稀少です。
出演アーティストはコアで、その音楽はポップスの真逆を行くものばかり。分かる人にしか分からないような音楽を提供するイベントと言えます。

言い方を変えれば、チケットが売れないかもしれないという、興行における最大のリスクを冒しているわけですが、このイベントが存続されることで、コアな音楽ファンが満たされるだけではなく、自分達の音楽を信じる本物のアーティストにとっても重要な意味が生まれます。

彼らのようなアーティストたちが正当に評価されるステージが存在し続けることで、健全な表現者の精神が未来に受け継がれるというポジティブな流れ絶やさない役割も果たすのです。



出演アーティスト

それでは現時点で発表されている出演アーティストを紹介していきましょう。

Explosions In The Sky

アメリカ出身の『Explosions In The Sky 』(エクスプロージョン・イン・ザ・スカイ)は今回の目玉アーティストです。
ポスト・ロックやマス・ロック、オルタナティブを踏襲した音楽を得意とする世界で人気のインストゥルメンタル・バンド。

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純粋なインストゥルメンタルバンドを探し求めていたんだ。彼らに出会えてうれしいよ。美しい。


オーロラを見に行くときにこの曲をヘッドホンで聴こうと思ってる。

MVを見たことが無かったんだけど、見てみると、曲を聞いたときに頭の中に広がるフィーリングそのものだね。

MONO

日本のロックバンドでありながら、海外に絶大なファンをもつ『MONO』(モノ)
この音楽フェスの常連バンドです。

その神々しくもダークで入り組んだ音楽はBGMがてらに聴いてしまうのはもったいないでしょう。

この動画に寄せられた反応

素晴らしいMVは素晴らしい音楽を完全なものにするんだ。


これぞ本物の音楽!今日ライブ行ってきたけどヤバすぎた、かっこよすぎ。

面白いことに、あらゆる音楽がポップになっているのに対して、MONOの音楽はどんどんハードコアになっていく。

envy

こちらも『After Hours』のレギュラー的な存在であり、日本を代表するポスト・ハードコアバンドの『envy』(エンヴィー)

ハードロックを取り入れながらも、攻撃性のある音楽には思わせない幽玄な作品ばかりです。

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命とは何たるかをこの目で体験した気分だ。


10年前にこのバンドを見た時、まるで彼らは神様の様だった。そしていま、また神が舞い戻ってきた。

私の一番のフェイバリットバンドだと思ってきたバンドだ。彼らの音楽はエモーショナルかつ強烈、ポジティブで希望に満ち溢れながらもノスタルジックなんだ。

downy

MONOやenvyと共に第1回からこのイベントに参加し続ける『downy』(ダウニー)

2000年に結成されたインディー・バンドで、ポスト・ロックからサイケデリックやエレクトロニカのような音楽まで作り上げてしまう多才な集団です。

この動画に寄せられた反応

日本のポストロックはマジでレベル高いし海外でも人気あるからdownyももっと人気でていいのにな。


2004年以降の音楽の傾向とオールドスタイルを見事にミックスしている。

ボーカルの歌声がトム・ヨークに通ずる部分があって、おもしろいね。

toe

日本を代表するポストロックバンド『toe』(トー)

殆どの楽曲がインストゥルメンタルで製作されていますが、各パートの楽器演奏技術が卓越しており、その楽曲には歌などいらないと思えるほどです。

ポイント

メンバーはミュージシャン以外の仕事もしていることでも有名です。

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耳が混乱している。そして良い曲だ。


これまでのtoeとは違うけれど、素晴らしい。


髭の歌だね。

BORIS

メタルサウンドやノイズを駆使し、独自のサウンドスケープを展開する『BORIS』(ボリス)

1992年に結成。メンバーの脱退などを乗り越え、海外でのライブを積極的行っています。

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荒々しくも素晴らしい。初めの4和音で他のメタルバンドを凌駕してしまうよ。


かなりのカッコイイ!いいね!

アトランタのライブで彼らを観ることができてラッキーだったよ。そこで彼らを知ったんだからね。

killie

ハードコアパンクの分厚いギターのサウンドで世界でも人気を得ている日本の5ピースロックバンド『Killie』(キライ)

toeのような技巧派に対して、精神的な熱量でオーディエンスを沸かせる唯一無二のアンダーグラウンド系最重要バンドです。

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野外でKillieという奇跡的な光景10数年前じゃ考えられない


美しすぎる。

彼らがまだ活動していたとは、知らなかったよ。スクリーモなどの世界では伝説なんだよ。どんどん活動を続けていってほしい。彼らの曲の中で一番好きだ。

PALM

大阪で結成されたメタルやハードコアを基盤とするロックバンド『PALM』(パーム)

オーストラリアなどで海外ツアーを成功させると同時に、海外バンドの来日公演でのサポートアクトとしても重宝されるバンドです。

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これはデスコア?それともカオス⁇


これを待ちわびていたんだ。


メチャクチャになることなく、様々なジャンルをたった2分間の中に詰め込んでる。


和製CONVERGE

bacho

元々は3ピースとして2002年に結成された『bacho』(バチョウ)

現在はメンバーチェンジを経て4ピースバンドとして活動している姫路出身のロックバンドです。
他の出演バンドとは違ったシャープなパンクサウンドがイベントに彩りを与えること間違いなしです。

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今一番バンドマンからモテてるバンドだと思う


なんか最近何に対しても全力で取り組まない言い訳ばかりの自分に対して歌われてるみたいですごく刺さった。bachoありがとう。

前より活動的になった気がする。というよりこういったMVに関してかな?こうゆうのを観るとbachoがとうとうくるかもしれないぞと思ってしまう。まぁ売れなきゃおかしい


この曲のビートいいね。


とてもキャッチ―だから運転するときは車内でいつもプレイするんだ。

heaven in her arms

日本だけでなくアジアやヨーロッパでも活躍するハードコアバンド『heaven in her arms』(ヘブン・イン・ハー・アームズ)

日本のレーベルはもちろん、ドイツの「DENOVALI Records」とも契約しグローバルな活動を展開しています。

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この曲聴く度に鳥肌立つ。heaven in her armsの楽曲の中で1番好きな曲。


安定のquality. envy後の私の精神安定剤。


どうすればスクリーモとブラックメタルをうまく融合させることができるのかをよくわかっているバンドだ。

私の「人生最高の楽曲リスト」に入る曲だ。

Aiming For Enrike

ノルウェー出身のマス・ロックのデュオ『Aiming For Enrike』(エイミング・フォー・エンリケ)
過去に二度の日本ツアーを成功させた経験があり、今回も期待が高まります。

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アルバムの中で1番の曲だ!


病的だ!


ベネズエラから応援してるよ。

Svalbard

イギリスはブリストルからの刺客『Svalbard』(スヴァ―ルバル)
2011年に結成され、これまでに2枚のスタジオ・アルバムなどをリリースしているハードコア・バンドです。

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爽快だ!メロディーも美しく、テンポもちょうど良いね。


いつも通り、ソリッドなサウンドだ。


最高のアルバムからの最高の曲だ。

The Redneck Manifesto

アイルランドから遠路遥々このイベント参加するのは『The Redneck Manifesto 』(ザ・レッドネック・マニフェスト)

マス・ロックにカテゴライズされる幻想的なサウンドが、今回のイベントでも堪能できます。

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どこに行くときもこの曲と一緒なんだ。


ファンタスティックなトラックだな。


彼らが恋しいよ。

LITE

toeと肩を並べて日本のマス・ロックを代表するバンド『LITE』(ライト)

4人編成のインストゥルメンタル・バンドで、世界に通用する音楽性と演奏技術を有するバンドです。
この『Bond』もポップスでは決して味わえない領域の音楽性を感じざるをえません。

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弦の音がクリアですね


これはずるいよーwかっこいい!


今日、初めて聞いたけどめっちゃカッコイイ!!


マスロックとは不思議なものだ。意識して聴かないと、イレギュラーな拍子にさえ気づかない。

コンサートでもこれを完全再現していた

OOIOO

雑誌『SWITCH』による企画をキッカケに、1995年に結成された女性4人組バンド『OOIOO』(オー・オー・アイ・オー・オー)

数回のメンバーチェンジを繰り返しながらも、メンバー全員が女性というスタンスは崩さなかった彼女たちの音楽は形容しがたい前衛的なアートの様です。

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だいぶ前にfujirockで可愛いからといっていまも家でooiooのTシャツを着ている妻がいます。とうの本人はooiooを知りません。

私はこのリズムが大好き!このアルバムのドラム...完璧.


もっと地球環境や資源について、真剣に考えなければいけないね。


完全に言語の壁を超越している。

Vampillia

こちらも世界を股にかけ活動するアート集団『Vampillia』(ヴァンピリア)

3人のボーカルや、ツインドラムにピアノ、ヴィオラに加え、エディット担当といった楽器のパート以外も専門的に手掛けるメンバーが所属しているなど、バンドという言葉だけでは説明のできないこの団体は自身のグループを「ブルータル・オーケストラ」と名乗っています。

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全貌が分からないのに悲しくなる。もっと早くに出会いたかったなぁ。経験したこともない夏のことを思い出しそう 。


とにかくすごい。鳥肌がずーーっと立って、ずーっと消えない。彼らの語らない表情がまたなんともいいなぁ。


Vampillia、これ以上私の心を締め付けるのはやめてよ。

人生でそれほど号泣した記憶はないけれど、この音楽を聴いた後は心がメチャクチャになってしまう。音楽を聴いてこんなことになるなんて滅多にないよ。

 

skillkills

ポスト・パンクやガレージ・ロックのザラついたサウンドにラップまで乗せるというアバンギャルドなバンド『skillkills』(スキルキルス)

現在は自身の立ち上げたレーベル『ILLGENIC RECORDS』を介して精力的に活動しています。

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衝撃だ!格好良い!


かっちょいいです。


ファンクの未来だ。

NOT ll BELIKESOMEONE

京都で結成されたハードコア・バンド『NOT ll BELIKESOMEONE』(ノットトゥービーライクサムワン)
元々はボーカルが在籍していましたが、脱退によりインストゥルメンタルバンドとして活動することになりました。

5kai

こちらも京都で結成された新生アバンギャルド集団『5kai』(ゴカイ)
その新世代のイノベーティブなサウンドには誰しもが無限の可能性を感じてしまうでしょう。



まだ強烈なアーティストの発表がある!?

これだけ見ても、十分すぎる豪華なラインナップですが、公式サイトによると、まだ強烈なアーティストの発表が残されているそうです。

いったいどんなアーティストなのでしょうか?楽しみですね。

まとめ

本物のアーティストたちが集う音楽フェス『After Hours』

決して万人ウケするとは言えないイベントですが、そこで堪能できるのは洗練された紛れもない「芸術」です。

こういったアーティストがアーティストらしく表現を続けることのできるプラットフォームがこれからどんどん増えると良いですね。




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