ネット環境が充実するほどに様々な音楽がグッと身近になったと言われる現代。
反面、音楽を楽しんだり、使ったりする中で、気づかないうちに著作権侵害になっていた!?
というケースも出てきました。
そんなトラブルを解消すべく、ロイヤルティフリーを提唱する音楽チャンネルの一つであるArgofoxを紹介します。
Argofoxとは?
EDM系レーベル&アーティストのプロモートチャンネルであり、チャンネルに投稿されているコンテンツの音楽はすべてロイヤルティーフリー♪
EDM District ArgofoxCC & Argofox YouTube Channelsのファウンダー&オーナーのCody Allard(カナダ出身)は2014年に受けたインタビューでレーベルの経緯、EDMの未来などについて語っています。(@The Maniac Agenda)
Q チャンネルの歴史
A 2011年にチャンネルをスタート
登録者数20万強 視聴回数2740万強(2018年11月)
Q チャンネルスタートのきっかけは?
A ゲーム用の音源を探していた時に着想!
大学生活を送っていた頃、友人にゲームにあいそうな音楽を見繕って欲しいと言われたコディーは、あれこれと音楽を探しているうちにYouTubeにあがっている99%のコピーライトフリーと称する音源は、著作者でもないのに成りすまして詐欺まがいのクレジット表記でいい加減なものが多いと感じていたそうです。
そうしているうちに、コディーは、クリエイティブ・コモンズという権利の処理方法が音楽を使用する際に唯一実行可能な選択肢であることを理解します。
「クエイティブ・コモンズを駆使した上でチャンネルを運営すれば著作権に煩わされることがないぞ!」
というのがArgofoxを始めるモチベーションになったわけです。
因みに、コディーが最初に影響を受けたのはこれ ↓
Q YouTubeチャンネルにトラックを提出するとき、アーティストたちはどうすることで自分を目立たせられるのか?
A まず、プロモーターが扱いやすいようにトラックの詳細をできるだけコンパクトにまとめる。
その際にプロモーターがストリーミングしたファイルを気に入ってくれるように、サウンドクラウドにダウンロードが出来るファイルをリンクとして貼っておく。
其々のファイルには出来るだけ簡単な注釈もつけること。
ただ長ったらしいだけの文章はつけないように注意!
プロモーターが気に入ってくれて具体的な提出方法を連絡してきたら従うこと。
他のやり方を試したりすると、ブロックされる恐れがあるからね。
Q Argofoxの由来
A ユニークなブランドを作ろうと思ったので2語を組み合わせてみた。
Argoはトロントのフットボールチームthe Toronto Argonautsから。
Foxはフェネックという種類のキツネから取ったもの。
Q これからチャンネルを起こそうと思っている人たちへのアドバイス
A 自分がサイト運営するには何が必要かを一週間かけて勉強しておく事だね。
YouTubeやGoogle+、フェイスブック、サウンドクラウド、ツイッター、それから自分のウェブサイトなどSNSとの連動ができるようにスラッグ/ユーザーネームを統一しておくこと。
自分なりに準備が出来たと感じたらhttp://facebook.com/edmDistrict に連絡してYouTubeパートナーシップを取り付ける。
この時も慌てず急がず。
Q お気に入りのアーティストは?
A お気に入りを10人に絞り込むと
- Aether
- Astronaut
- Aylius
- Barely Alive
- Daenine
- Elliot Berger
- Felxprod
- Haywyre
- Myriad
- SirensCeol
Q 次の5年でEDMはどうなっていると思う?
A トレンドは、その移り変わりを見ていくよ。
ダブステップは、今のところ終わりかけているかな・・・。
でも、メルボルンやハウスはいまホットな状況になっているね。少なくとも北米では。
ともあれ、Krewella, Zedd and Avicii, といった連中の活躍でEDMはこの先もメインストリームを走っているに違いないよ。
Argofoxの曲を使う条件
基本スタンスはロイヤルティフリーであり、YouTubeなどで使用する場合は下記クレジットを表記します。
- 曲名
- アーティスト名
- レーベル名
Argofoxで有名なアーティスト
Phlex
Ghost'n'Ghost
Doctor Vox
Jesse Warren
Valsco
Argofoxの人気曲BEST3
Ghost'n'Ghost - Lighthouse [Royalty Free Music]
全体的に爽やかなアレンジとギターがメジャー感を出している最近の押し曲♪
Phlex - Light Me Up (feat. Caitlin Gare) [Royalty Free Music]
ボーカルをフューチャーしたミディアムアップのエレクトロ
DOCTOR VOX - Frontier [Royalty Free Music]
80年代風レトロテクノ
まとめ
インタビューを受けてから正に5年経とうとしているが、新たなインフルエンサーが生まれ、EDMはメインストリームを走りながら更に進化したと言えるでしょう。 ダブステップも健在!
ファウンダーであるコディーの近況としては、Monstercatというレーベルを新たに運営しているようです。
(FBを読むと、Tokyo Machineとのコラボも載っていました。)
チャンネル名 | Argofox |
YouTube | YouTubeチャンネル |
SNS | Twitter , facebook |