アランウォーカー“Faded”に彩りを添えた女性歌手8人

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アラン・ウォーカーの代名詞でもある“Faded”はあまりにも有名ですよね。

先にリリースされていたNCS時代の“Fade”をブラッシュアップさせ、世界的なビッグヒットへと結びつけたのは透明感あるボーカルの貢献度があってこそ成し遂げられたと言えるでしょう。

ここでは、“Faded” をクールにバックアップし、共に知名度を上げた女性ボーカリストたち8人に焦点を当ててみましょう。

 



Iselin Solheim(イセリン・ソルヘイム)

ノルウェー出身のシンガーソングライターであり、“Faded”のオリジナルボーカリスト。 

2010年に英国リバプールにある音楽学院The Institute for Performing Artsにてアーティスト、パフォーマーとしての基礎を学んだのち、ノルウェーに戻りレコード会社Bisi Musicと契約し、キャリアをスタートさせる。

 

2012年~2013年にかけてリリースした"What's Happening"が地元でスマッシュヒット。続いてソングライティング及びプロデュースでチームを組んだJesper Borgenと"The Wizard of Us"をリリースしました。 

 

アラン・ウォーカーの作品には”Faded”以外に"Sing Me to Sleep"でもボーカルとして参加(2015年下旬~2016年上旬)。

 

“Faded”や "Sing Me to Sleep"での成功があまりに大き過ぎたのか、様ざまなストレスのために音楽活動を続けていくかどうか悩んだ時期もあったそうです。

 

イセリンのコメント

イセリンによると、

ソングライターとして活動をしていたけれど、音楽でやっていけるかどうか不安に思っていた時があるの。 当時は、ストックホルムで沢山のセッションに加わるはずだったけれど、セッション中は少しストレスを感じていたわ。

 

でも、幾つかセッションが終わったあとに疲れを癒そうとホテルに引き返して、バスタブで寛いでいたら曲のアイデアが浮かんできたのよ!

 

イマジネーションと元気を取り戻し、2018年にはIselinというアーティスト名義で初のソロデビュー。

 

ホテルのバスタブで閃いた"Bathtub"がリリースされ好評を得ています。

 



Ingrid Helene Håvik (イングリッド・ヘレン・ハービック)

ノルウェー出身の5人組インディーポップロックバンド Highasakite(ハイ・アズ・ア・カイト)のボーカル。 ソロアーティスト、シンガーソングライターとしては、Ingridとして活動しています。

 

ノルウェー、オスロにてテレビ局主催の音楽大賞番組P3ゴールドに出演した際のパフォーマンスを見て分かるように、アランはバックアップとしてIngrid Helene Håvikを起用しています。

 

トレードマークであるフード付きスウェットとロゴマークをまとったアランと聴衆がステージ上で一体感を保つ中、Ingridの歌唱が始まります。

 

IngridのボーカルはSolheimと声質も似ており、オリジナルヴァージョンを踏襲した雰囲気の中でも堂々とした存在感をあらわしています。

 

Highasakite としては、2016年12月11日に行われたノーベル平和賞コンサートに出演を果たしています。

 



Tove Styrke(トーブ・スティルケ)

2009年に出演したオーディション番組、スウィディッシュ・ポップで活動のチャンスを掴み、シンガーとしてのキャリアをスタート。 デビュー以降、エレクトロ・フレイバーなポップソングをリリース。

 

ファッションモデルも兼ねるスウェーデン出身のシンガーで、エキゾチックなラテン系の面立ちがキュート。

 

自身のボーカルレンジ(音域)を自在に使いこなし、ビジュアル含めポップに決めています。

 

やる気なさげにリフレインするメロディーと調子外れ気味なギターリフがどこかレトロな感じで、いつの間にか病み付きになるポップナンバー♪

 

Alexandra Rotan(アレクサンドラ・ロッタン)

ノルウェー出身のシンガー。”Faded”のバックアップとしては、アランがインドネシアでパフォーマンスした時の動画で確認する事ができます。

 

Alexandra自身の活動としては、2018年にケニア出身のシンガー、Stella Nyambura Mwangiと歌う"You Got Me"がスマッシュヒットし、ノルウェーで有名なソングコンテスト番組でのパフォーマンスを見ても人気が高いことがわかります。

 

Angelina Jordan(アンジェリーナ・ジョーダン)

若干12歳という、まさにデジタル・ネイティブといえるノルウェー出身のシンガー。

 

YouTubeに動画を投稿するや、アメリカのPeople magazine、Timeなど世界中のニュースソースに取り上げられました。 2014年にはノーベル平和賞コンサートにも出演しています。

 

また、同年アメリカの子供向けタレントショー番組The ViewやLittle Big Shotsにおいてジャズスタンダード"Fly Me to the Moon"を好演。 

 

チョイ役ではありますが、Netflixオリジナルドラマシリーズのリリハマーでは、バーで歌う少女役として出演。

 

ノルウェーの都市ベルゲンで行われた"Alan Walker is Heading Home" では、リ・ストラング(ブラッシュアップ)ヴァージョンの”Faded”を熱唱するアンジェリーナが見ることができます。

 

 Zara Larsson (ザラ・ラーソン)

スウェーデン出身のシンガーソングライター。10歳の時にスウェーデンのオーディション番組で優勝した実績をもとにプロとしての活動開始。 

 

ビヨンセにもっとも影響を受けたというZara。ポップスやR&Bを自身のソウルとしながらも、エレクトロ・ポップやハウスといったEDM系のレパートリーも熟しています。

 

本国スウェーデンで順調な活動を続けながら2013年にアメリカのレコード会社と契約できるまでに成長したZara。 

 

2017年にリリースしたアルバム”So Good”は、著名なラッパーやトラックメイカー等さまざまなコラボレーションを盛り込んで制作した本アルバムは、シングルをリリースする度に瞬く間に話題になり続け、遂にワールドワイドな成功を手にしました。

 

Torine Michelle(トリーネ・ミッシェル)

デビュー間もないのか情報量は極端に少ないのですが、今年18歳になるノルウェーの都市アーレンダール出身のシンガー。16歳の時に出演したアイドル発掘番組をきっかけに活動を開始したようです。

 

SpotifyやYouTubeで彼女のリリースアイテムを聴くことができます。

 

 Against the Current(アゲインスト・ザ・カレント)

ニューヨーク州ポキプシーを拠点に活動するポップロックバンド。

 

2015年にワーナーミュージックのロックレーベル、フュエルド・バイ・ラーメンよりメジャーデビューを果たしました。

 

同年にリリースしたアルバムの一曲”Dreaming Alone”では、同レーベル所属の日本のロックバンド、One Ok Rock Takaとコラボしています。

 

バンド結成の経緯は、デジタル世代ならではのコネクション形成で、いろいろなカヴァー曲をYouTubeにアップしていた男性メンバー達と、同じくカヴァー曲を投稿しながら美容系ユーチューバーとしても人気だった紅一点のボーカル、クリッシー・コスタンザの組合せがユニークです。

アラン・ウォーカーとのつながりとしては、”Legends Never Die” Alan Walker Mix がiTunes, Apple Musicより配信さています。

 

eSportsの国際的祭典リーグ・オブ・レジェンド2017に出演した際の映像があります。

 

音が小さくて聞こえ辛い動画ではありますが、クリッシー・コスタンザによるリードボーカルが力強い”Faded”を聴くことができます。

 

まとめ

エレクトロ、トロピカル、グリッチ、ハウスとバラエティに富んだジャンルがあり、派手なシンセアレンジ、強烈なダウンビートといった印象が強いEDM。

 

ともすると、歌も「ヴォイス」というミキシング上のパーツで味気なく終わってしまうことがあります。

 

しかし、メロディーラインと表現するトーン(音色)こそが曲を好きになってもらうエレメントとしては最大級の位置にあるはずです。

 

“Faded”がポップミュージックのスタンダードとして存在感を高められたのには、心に響くメロディーと伝えるヴォーカル・トーンが一つにまとまったことで達成できたと言えるでしょう。

 

名曲となった“Faded”、これから先も様々なアーティスト達によってカヴァーされていくに違いありません。

男性ボーカルによるカヴァー。ソウルフルな歌唱で曲の魅力を惹き立てています。

ビューティフル顔から受ける印象は線が細いのかと思いきや、ドスの利いた太い声質が本家にはない魅力を醸し出しています。




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