近年、SNSの急速的な普及で、誰でも動画を制作し配信できるようになりました。
そんな動画配信において、多くの人が楽曲使用に対して心配があるはずです。無断で他人が制作した楽曲を使用しては、著作権の侵害になって動画が削除されてしまいます。
そんな方々に是非注目していただきたい音楽レーベルをご紹介します。
もくじ
Spinnin’copyright free musicとは？
EDM最大手と言ってもいいSpinnin’Record。
そして、数十あるサブレーベルの中の１つが今回ご紹介する、spinnin’copyright free musicです。コピーライトフリー、つまり著作権フリーで使用可能な音源を配信しているチャンネルです。
このレーベルはYouTube、soundcrowd、フェイスブック、インスタグラムにチャンネルやページを持ち、誰でも簡単にアクセスできるようになっています。
YouTubeなどに自作の動画等を投稿する人にとってはとてもありがたいレーベルですね。ただ、それだけ聞いても、疑問の多い方はたくさんいると思います。
「著作権フリーでも、無条件で勝手に使用して大丈夫？」
そんな疑問にもお答えするべく、様々な役立つ情報を収集しました。まずはレーベル創設から現在に至るまでの経緯を紹介しましょう。
Spinnin’Recordの来歴
オランダを拠点とするダンスミュージックのインディーレーベルであるSpinnin’records。
- 1999 年創設
- 2017 年 楽曲提供サービス設立
創設は1999 年、Eelko van Kooten(エールコ・ファン・コーテン) とRoger de Graaf（ロジャー・デ・グラーフ）によって設立されました。元々はアーティストに向けて、レコードの製作をしていたそうです。
これまでに、アヴィーチー、アフロジャック、カルヴィン・ハリスなどの世界的なDJ を輩出しており、2017 年にワーナーミュージックグループの傘下となった際、エールコ・ファン・コーテンはレーベルを去り、ロジャー・デ・グラーフがレーベルのCEO となりました。
そのサブレーベルであるSpinnin’copyright free music は2017 年、著作権フリーの楽曲提供サービスとして設立されました。
現在のEDMシーンがあるのは、このレーベルがもたらした功績と言ってもいいでしょう。実際、エールコはローリングストーン誌が選出するEDMシーンの最重要人物TOP50にも選ばれ、International Dance Music Award(IDMA)では最優秀レーベル・エグゼクティブ賞を受賞するなど、世界が認める人物です。
さて、本題のサブレーベル「Spinnin’copyright free music」の詳細に迫ってみましょう。
「Spinnin’copyright free music」の詳細
YouTubeチャンネルに記載されている概要を和訳してみます。
概要欄
この YouTubeチャンネル上で配信される全楽曲は著作権フリーです。
アーティストの名前をクレジットに表記、配信元のリンクを貼りつけさえすれば、著作権侵害の申し立ての心配なくYouTube やTwitch で楽曲を使用できます。
Merk & Kremont Aevion、BLR、Mike Williams、Dastic、Madison Mars、Yves V、Sagan その他大勢のアーティストが楽曲を提供しており、ダンス、エレクトロ、フューチャーハウス、プログレッシブハウス、エレクトロハウス、トラップなどのギャンルの垣根を超えた音楽をミュージックビデオと共に楽しむことができます。
このようにクレジット表記とリンクの貼り付けを守れば、幅広いジャンルのダンスミュージックが利用できるのです。
Spinnin’ Copyright Free Music楽曲の使用条件
それでは続いて、Spinnin’recordの公式サイトに掲載されている、FAQ（よくある質問）と、それに対するレーベル側の返答を通して、細かな楽曲使用の注意について説明していきます。
Q.どういう条件で楽曲は使用できますか？
A.YouTube、Twitch上での個人制作の動画や、ユーザー参加型コンテンツに使用できます。それによって、収益を得ることになるとしても、Content ID や著作権侵害を申し立てられることもありません。
ただし、アーティストの名前をクレジット表記し、Spinnin’copyright free music のリンクを掲載する必要があります。
Q.本サービスの音源をリミックスして、オンライン上で配信しても大丈夫ですか？
A.リミックスした音源を配信できるのは、現段階で、YouTube、Soundcloud、Twitch のみとなっています。これら指定のサービス上なら、リミックスした楽曲から収益を得ることも可能です。
ただし、原曲の著作権はSpinnin’record にあるので、iTunes、Spotify などの小売ポータルサイトでの配信はできません。
Q.CMに曲を利用しても大丈夫ですか？
A.営利団体や個人でブランドを展開されている方が、CM に本共有サービスの楽曲を使用したい場合は、licensing@spinninrecords.nl まで連絡をお願いします。
Q. YouTubeから著作権侵害の申し立てが来る場合はどうすればいいですか？
A.YouTube 上なら無料で楽曲を使用できるはずなのにも関わらず、極少数の利用者にYouTube 側から著作権侵害の通知が来る場合があります。
その場合は、copyrightfree@spinninrecords.nl まで連絡してください。72 時間以内に対応いたします。
以上が、FAQとレーベル側の回答となります。
著作権侵害の申し立ては、フリーBGMノ著作権侵害に異議申し立てする方法を参考にしてみてください。
このように、著作権フリーと言っても、使用上いくつかの注意点がありますね。これから利用予定の方は是非参考にしてください。
Spinnin’copyright free musicの音楽ジャンル
レーベルの来歴や概要を見ていただければわかるように、ハウス、エレクトロ、トラップといったEDMを中心としたレーベルです。
そして、その著作権フリーとは思えないハイクオリティーな楽曲は利用者から多くの支持も集めています。現在利用できる楽曲の数は44曲（2018年10月時点）
最近は新曲配信のペースも上がってきており。よりバリエーションに富んだサービスへと進化しています。
Spinnin’copyright free musicの有名なアーティスト概要にもあったように、YvesV（イヴ・ヴィー）のような有名DJからDasticのような期待の新人まで様々なアーティストの楽曲が利用可能です。
ちなみに、ベルギー出身のYvesVは出身国で開催されるEDMフェス「Tomorrowland」に最多出場するほどの超実力派DJ。そんな彼の楽曲まで無料で使用できるのです。
Spinnin’copyright free musicの人気曲BEST3
それでは、注目すべき楽曲をいくつか紹介しましょう。
Sagan-We are lost
ウクライナ出身のフューチャーハウスを得意とするDJのトラック。
ダンサブルでありながらも暗さを含むリフと語りが、ドロップへの期待値を搔き立て、ドロップはこれぞフューチャーハウスと思えるサウンドが広がりをみせます。
Dasticfeaturing The Ready Set and Gabrielle Current -Lost Art
ポップスのヒットチャートにランクインしてもおかしくないくらいハイクオリティーの歌モノトラック。爽快かつ軽快な前半から、後半のGabrielleのパートに入った途端、曲は感傷的な雰囲気を帯びるという2面性をもった楽曲です。
ディープハウスやフューチャーハウスのDJとして知られるDasticですが、それだけに留まらない才能が垣間見れる曲です。
Yves V & Matthew Hill feat. Betsy Blue -Stay
先ほど紹介したYvesVが手掛けた楽曲。再生回数を見てもその人気が窺えます。
王道である、歌を主役としたプログレッシブハウスが、これだけ視聴されているのは、このチャンネルが洗練された楽曲を扱っている証のような気がします。
ちなみにですが、昨年、Spinnin’record の運営するプラットフォーム「Talent Pool」にて、ACE1 というDJが、日本人初の世界1 位を獲得しました。
Talent Poolアカウントとは？
このTalent Pool アカウントがあれば、誰でも週に1 度自身の楽曲をアップロードすることが可能です。
優秀な楽曲は、数多くあるSpinnin’records のサブレーベルとも契約の可能性もあるとのことなので、楽曲を作成されている方は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか？
もしかすると、紹介したSpinnin’copyright freemusicに楽曲がアップロードされるかも⁉
まとめ
いかがでしたでしょうか？
動画製作者だけでなくEDMファンも必見のレーベル「Spinnin’copyright free music」これから、どんどん素晴らしい楽曲が増えること間違いなし！
もしかしたら、ここから世界をリードするアーティストが生まれるかも。動画を製作される方は、上記した注意点を忘れずにオシャレなBGMの流れる動画を配信してください。
| チャンネル名 | Spinnin' Copyright Free Music |
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