レーベルやグループが多数のアーティストの優れた楽曲を発見し、配信することで全世界に知れ渡っていき、新たな才能や名曲が発見されるというケースは数多くあります。
しかし、今回ご紹介するのは、アーティスト個人が運営するチャンネル「Elektronomia」です。一体、どういったチャンネルなのでしょう。
Elektronomiaの来歴
- 読み方:エレクトロノミア
- 開 設:2015年 (2017年サブチャンネル開設)
- 場 所:イギリス
- その他:不明
2015年に、YouTubeチャンネルを開設した「Elektronomia」(エレクトロノミア)
チャンネル名のElektronomiaは、チャンネル内で音源を配信するアーティストの名前でもあります。
このチャンネルは、様々なアーティストの音源を聴くことのできるチャンネルではなく、アーティストElektronomia自身の楽曲のみを楽しむことのできるチャンネルとなっています。
このアーティストに関しては、謎も多く、顔も公開しておらず、本人のインタビュー等も見つけることができません。性別も定かではありませんが、概要の情報欄に「場所:イギリス」と記載されているので、イギリスを拠点としたアーティストであるかと思われます。
2018年11月1日現在でのチャンネル登録者数は241,516人。配信中の動画数は36本となっています。
Elektronomiaのサブチャンネル
2017年末には、「ElektronomiaExtra」という、サブのYouTubeチャンネルもスタート。
このチャンネルでは、メインチャンネルの楽曲をミックスしたものや、1時間の長尺にしたバージョン、テンポを高速化したナイトコアと言われるジャンルのリミックスも公開されています。
こういった、1つの楽曲に対し様々なアレンジを施し、配信することができるのも、アーティスト個人がチャンネルを運営しているからこそ、可能なのではないでしょうか?
これからどんなセルフアレンジやリミックスが登場するか楽しみですね。
なお、Elektronomiaの楽曲はスポティファイ、インスタグラム、Appleミュージック、サウンドクラウド、googleプレイ、アマゾンミュージックなど、幅広いプラットフォームで利用可能です。
NoCopyrightSoundsというチャンネル登録者数1900万人を超える著作権フリーの楽曲を扱う巨大YouTubeチャンネルでも楽曲を提供しています。
最近では、パーカーやTシャツなどのグッズの販売も開始したようなので、チェックしてみてください。
Elektronomiaの音楽ジャンル
ジャンルは、グリッチホップやプログレッシブハウスが主です。
グリッチホップというのは、2000年代に登場したジャンルで、グリッチという、電子ノイズのような音を多く使った楽曲。最近では、ダブステップとのグリッチサウンドを融合させた音楽のことを指します。
楽曲は著作権フリーなのか?使用条件は?
それでは、このチャンネルについてもう少し掘り下げていこうと思います。
概要
他とは一味違う、メロディックなサウンド
Legacy(Ft.Charlie Chaplin)を除く全楽曲は著作権フリーとなっており、YouTubeやTwitchといった動画プラットフォーム、ゲーム、映画において、無料で楽曲使用、それに伴って収益を得ることが許可されています。
楽曲のリンクを貼りつけるか、少なくとも、曲についての説明を記載することが使用条件です。
以上が、YouTubeチャンネルの概要を和訳したものになります。
著作権フリーなのは間違いないようです。条件さえ満たせば、使用に関してアーティスト本人に確認を取る必要もなさそうですね。
ただし、注意点である、Legacy(Ft.Charlie Chaplin)という曲の扱いには気をつけましょう。
ElektronomiaExtraに関しては、概要に著作権フリーに関しては一切言及されていません。
メインチャンネルのLegacy の件もあるので、楽曲を使用したい人は、メッセージを送って確認を取るなど慎重になった方がいいでしょう。
Elektronomiの人気曲 BEST3
2018年6月にElektronomiとNoCopyrightSoundsにてリリースされた音源です。
Elektronomia-Summersong 2018
タイトルだけ聞くと、夏のパーティアンセムを想像してしまいますが、実際に聴いてみると、どこか暖かみのあるサウンドが全体を通して哀愁を放ちながら流れる楽曲だと言う印象を受けました。
ちなみに、このSummer Songには2015~2018まであり、来年も最新バージョンが発表される可能性が高いです。どんな音源になるのかが楽しみですね。
Elektronomia - Energy
伸びのある旋律で、美しい楽曲です。個人的には、男性ボーカルの歌を入れてみたくなる印象を受けました。
こちらの楽曲もNoCopyrightSoundsでも聴くことが可能です。さらに、Elektronomia Extraでは1時間のロングバージョンもあるので、気に入った方はチェックしてみてください。
Elektronomia-SkyHigh
「Sky High」もNoCopyrightSoundsでもリリースされ、そちらではかなりの再生回数を叩き出しており、今回紹介したElektronomia自身のチャンネルでの再生回数と併せると1億弱の再生回数にもなる、人気ナンバーワンに君臨する音源です。
ストレートなプログレッシブハウスで、EDM好きなら誰でも体が動いてしまうのではないでしょうか?ElektronomiaExtraでは1時間のロングバージョンとナイトコアリミックスがあるので、聴き比べてみてはいかがでしょうか。
Elektronomiaの特別枠
Elektronomia-Legacy(Ft.Charlie Chaplin)
唯一の著作権フリーに属さない楽曲として、上でも少しご紹介した音源を今回特別枠としてご紹介しましょう。
喜劇王チャーリー・チャップリンが監督・主演した映画「独裁者」(原題:The Great Dictator)のラストシーンでのスピーチをサンプリング、楽曲に織り交ぜたElektronomiaのチャレンジ精神と遊び心が全面にでた非常におもしろい楽曲ですので、動画製作等に使用できないにしても聴いてみる価値ありです。
チャップリンのスピーチが取り除かれた、著作権フリーバージョンLegacy (instrumental)もあるので、気に入った方は是非、製作などに使用してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大型のチャンネルと連携しながらも自身のチャンネルでアーテイスト個人のやりたいことをうまく表現している面白い例だと思います。
例外はありましたが、ほとんどが著作権フリーの楽曲なので、是非一度利用してみてください。
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