結成30周年の東京スカパラダイスオーケストラ2019年ライブ&リリース情報!これまでの名コラボも振り返ろう!

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近年の音楽シーンでは当たり前となった言葉『フィーチャリング』

日本語にすると、「特集して」「スポットライトを当てて」などの意味があるこの言葉。
このフィーチャリングを昔から積極的に実行に移しているバンドが存在します。

それは『東京スカパラダイスオーケストラ』

名前の通り、スカを専門とするバンドである彼らは、ボーカルというパートがいません。
もちろん、ボーカルがいなくても踊れてしまう音楽を作れてしまうスカパラですが、多種多様なボーカリストを自分たちの楽曲に招き入れ、その都度生じるケミストリーで我々を楽しませてくれるのも彼らの魅力です。

そんなスカパラが今年2019年に、デビュー30周年というアニバーサルイヤーを迎えます。
それに伴い、スペシャルなイベントが多く催されます。

今回は、30周年を彩るツアーやリリースされたトリビュートアルバムなど最新情報をお届けすると同時に、これまでのコラボアーティストをご紹介しましょう。



スカパラのメンバー

 

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NARGO(Trumpet)
北原雅彦(Trombone)
GAMO(Tenor sax)
谷中敦(Baritone sax)
加藤隆志(Guitar)
川上つよし(Bass)
沖祐市(Keyboards)
大森はじめ(Percussion)
茂木欣一(Drums)

結成は1985年、1989年にインディーズデビュー、1990年にメジャーシーンに飛び込むことに成功。

現在では世界中に多くのファンを持ち、世界最大級の音楽フェス『Coachella Music Festival』(コーチェラ・ミュージック・フェスティバル)で日本人バンドとして初出場を果たしました。

これまで数々のメンバーチェンジ繰り返してきた彼ら。1999年にはメンバーの一人である青木達之の死という試練を乗り越え、たどり着いたアニバーサルイヤーになります。

オフィシャルサイトにはスカパラからこのようなメッセージが掲載されています。

東京スカパラダイスオーケストラデビュー30周年!
2019年4月1日~2020年3月31日までを
東京スカパラダイスオーケストラ 30 th Anniversary Year
と題し、今年度以外すべてを燃やして行きます。
皆様の熱い応援よろしくお願いいたします。
戦うように楽しんでくれよー!

東京スカパラダイスオーケストラ



トリビュートアルバム『楽園十三景』

 

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そんなスカパラに向けて、初めてのトリビュートアルバム『楽園十三景』がリリースされました。

これまでにコラボしたミュージシャンはもちろん、交友関係のあるミュージシャンや、スカパラを尊敬してやまないアーティストがカバーしたスカパラの名曲が13曲収録されています。

『楽園十三景』

<トラックリスト>
01. Paradise Has No Border -SKY-HI Remix- / SKY-HI
02. 銀河と迷路 / 04 Limited Sazabys
03. DOWN BEAT STOMP / 10-FEET
04. ちえのわ / 大森靖子
05. 追憶のライラック/ ACIDMAN
06. サファイアの星 / LiSA
07. 愛があるかい? / UNISON SQUARE GARDEN
08. Glorious / HEY-SMITH
09. 美しく燃える森 / VIVA LA J-ROCK ANTHEMS feat.TERU(GLAY)
10. カナリヤ鳴く空 / BiSH
11. 砂の丘~Shadow on the Hill~ / 氣志團
12. メモリー・バンド / キュウソネコカミ
13. 戦場に捧げるメロディー / フジファブリック

Paradise Has No Border -SKY-HI Remix- / SKY-HI
AAAのメンバーである日高光啓のソロプロジェクト『SKY-HI』 (スカイ・ハイ)
そんな彼がリミックスするのは『Paradise Has No Border』
バンドサウンド自体は大きく変えることなく、ラップを乗せるあたりにスカパラへのリスペクトを感じます。

銀河と迷路 / 04 Limited Sazabys
若者の間で人気急上昇中の4ピースロックバンド『04 Limited Sazabys』(フォー・リミテッド・サザビーズ)のカバーする『銀河と迷路』
スカというフィーリングを残しつつ、ロックのフィーリングをうまく練り込んだカバーです。

DOWN BEAT STOMP / 10-FEET
スカパラの代表曲『DOWN BEAT STOMP』をカバーするのは過去にコラボの経験もある『10-FEET』(テン・フィート)
10-FEETの力強さがオリジナルに負けないエネルギーを放出しています。

ちえのわ / 大森靖子
激情派シンガーソングライターの『大森靖子』がカバーした『ちえのわ』
彼女の持つダークでメランコリックな空気感とポップネスが曲にも反映されています。

追憶のライラック/ ACIDMAN
『ACIDMAN』(アシッドマン)がカバーするのは『追憶のライラック』
オリジナルはハナレグミをゲストボーカルに迎えたものでした。

サファイアの星 / LiSA
シンガーソングライターの『LiSA』(リサ)が歌うのは『サファイアの星』
オリジナルは『CHARA』がボーカルを担当しています。

愛があるかい? / UNISON SQUARE GARDEN
尖ったギターサウンドと透き通った歌声で『愛があるかい?』をカバーするのは『UNISON SQUARE GARDEN』(ユニゾン・スクエア・ガーデン)
ボーカルの斎藤宏介は2017年にリリースされたシングル『白と黒のモントゥーノ』でも
彼らが演奏すると否が応でも楽曲に清涼感が出ますね。

Glorious / HEY-SMITH
『Glorious』をカバーするのは『HEY-SMITH』
サックスやトランペットの音色とメロディックパンクのクロスオーバーを得意とするHEY-SMITHがスカパラをカバーするということは必然のように思えます。

美しく燃える森 / VIVA LA J-ROCK ANTHEMS feat.TERU(GLAY)
スカパラと奥田民生の大ヒットコラボソング『美しく燃える森』をカバーするのは『VIVA LA J-ROCK ANTHEMS feat.TERU(GLAY) 』
VIVA LA J-ROCK ANTHEMSてどんなアーテイスト?と首をかしげる人も多いでしょう。
このグループは『VIVA LA ROCK』というフェスの企画で、音楽プロデューサー兼ベーシストとして有名な亀田誠二が中心となって『凛として時雨』のピエール中野、『赤い公園』の津野米咲を招いたユニットであり、スカパラの加藤隆志も過去にギターとして参加した経歴もあり、今回のトリビュートアルバムのためにボーカルに『GRAY』のTERUをボーカルに迎えました。

カナリヤ鳴く空 / BiSH
アイドルグループの『BiSH』がカバーを手掛けるのは『カナリヤ鳴く空』
アイドルグループにしか出せない空気感と、アイドルと思わせないクオリティーがうまく共存しています。

砂の丘~Shadow on the Hill~ / 氣志團
『氣志團』がカバーするのは『砂の丘~Shadow on the Hill~』
まさかのシリアスなフィーリングを持つインストゥルメンタルナンバーです。

バンドの顔である綾小路翔の歌声や、お得意のコミカルなフィーリングを封印せざる得ない粋な選曲です。

メモリー・バンド / キュウソネコカミ
『キュウソネコカミ』 は比較的最近のナンバー『メモリー・バンド』をカバー。
ジャンルは違えど、どちらもヴァイタリティーに溢れたパフォーマンスを披露するバンド。カバーが良くないわけがありません。

戦場に捧げるメロディー / フジファブリック
アルバムの最後に『フジファブリック』がカバーするのは突然この世を去った青木達之への追悼ソングと言われる『戦場に捧げるメロディー』
こういった特別な曲をカバーするということは只ならぬ覚悟とプレッシャーとの闘いとなると同時に、スカパラへの愛が窺えます。

ライブアルバムも同時リリース!

『楽園十三景』と同時にリリースされたライブアルバム『2018 Tour「SKANKING JAPAN」" スカフェス in 城ホール" 2018.12.24』
昨年のクリスマスイブに大阪城ホールで開催されたライブを収録したこのアルバム。
ゲストにTOSHI-LOW、峯田和伸、斎藤宏介、宮本浩次を迎えた豪華なパフォーマンスが楽しむことができます。
アルバム2枚+DVD2枚(Blu-ray2枚)の超豪華仕様で、ライブ映像まで楽しめる、ファン垂涎の作品です。



スカパラの2019年ライブ情報

 

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もちろんライブにも精力的に挑む東京スカパラダイスオーケストラ
今回の『楽園十三景』に則したライブツアー「Traveling Ska JAMboree」のスケジュールはこちら!

JAMセッションTOUR「Traveling Ska JAMboree」

2019.05.02 (木)
福岡DRUM LOGOS ※ゲスト TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)
開場17:00
開演18:00

2019.05.03 (金)
福岡DRUM LOGOS ※ゲスト 奥田民生
開場16:00
開演17:00

2019.05.11 (土)
新潟LOTS ※ゲスト LiSA
開場17:15
開演18:00

2019.05.12 (日)
新潟LOTS ※ゲスト 中村達也
開場16:15
開演17:00

2019.05.16 (木)
札幌ペニーレーン24 ※ゲスト 田島貴男(ORIGINAL LOVE)
開場18:30
開演19:00

2019.05.17 (金)
札幌ペニーレーン24 ※ゲスト 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)
開場18:30
開演19:00

2019.05.22 (水)
仙台Rensa ※ゲスト 大森靖子
開場18:00
開演19:00

2019.05.23 (木)
仙台Rensa※ゲスト EGO-WRAPPIN'
開場18:00
開演19:00

2019.05.25 (土)
なんばhatch ※ゲスト MONGOL800
開場16:45
開演17:30

2019.05.26 (日)
なんばhatch ※ゲスト SKY-HI
開場16:15
開演17:00

2019.05.28 (火)
名古屋DIAMOND HALL ※ゲスト 10-FEET
開場18:00
開演19:00

2019.05.29 (水)
名古屋DIAMOND HALL ※ゲスト 04 Limited Sazabys
開場18:00
開演19:00

2019.06.06 (木)
広島クラブクアトロ ※ゲスト 斉藤和義
開場18:00
開演19:00

2019.06.07 (金)
広島クラブクアトロ ※ゲスト ハナレグミ
開場18:00
開演19:00

2019.06.09 (日)
高松Festhalle ※ゲスト クリープハイプ
開場16:30
開演17:30

2019.06.11 (火)
Zepp DiverCity (TOKYO)※ゲスト BiSH
開場18:00
開演19:00

スカパラがコラボしてきたアーティストたち

これまでにも多くのアーティストとコラボレーションし、数々の煌びやかなケミストリーを発生させてきた東京スカパラダイスオーケストラ。
今回はそんな共演アーティストたちを、近年のコラボラッシュからできる限りご紹介しましょう!

峯田和伸(銀杏ボーイズ)

激しいライブパフォーマンスでインディー時代から熱狂的なファンを持つ『銀杏ボーイズ』の峯田和伸
この『ちえのわ』では、彼の力強く、良い意味で土臭い歌声を見事にスカパラサウンドと融合させています。

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バカなオッサン達だなぁ、、 くそかっけぇ、、


峯田さんの歌い方、本当に好きです。 スカパラとコラボする方は本当にみんな大好きです

10‐FEET

今回のトリビュートアルバムで『DOWN BEAT STOMP』をカバーした、メロコア、ミクスチャー、エモなどの音楽性を持つ3ピースバンド『10‐FEET』

『閃光』では、スカサウンドに、彼らのようなメロコアなキャラクターを持つバンドを招き入れることで、これまでにないサウンドスケープをクリエイトすることに成功しています。

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色々と勝負から逃げていた過去を思い出します。。 結果はどうあれ行動は起さないと現実は見えませんね(^-^)


スカパラ醸し出す「祭」観が最高に好き

ASIAN KUNG-FU GENERATION

オルタナティブ・ギターロックバンド『ASIAN KUNG-FU GENERATION』(アジアン・カンフー・ジェネレーション)とコラボレーションすることで、独特のグルーヴを持った楽曲『Wake Up!』が完成。

ギターロック+スカなんて、にぎやかになり過ぎないのか?という類の心配をよそに、楽曲はとても秩序のあるソリッドな1曲になっています。

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いい!アジカンのボーカルって、こんないい声してるんだ、って感じさせる曲。逆にそれが強すぎて、スカっぽくなくなっちゃってるけど。


これ出た頃はスカパラもアジカンも全然知らない中学生だったけど今聴くとやばいねくそかっこいい

宮本浩次(エレファントカシマシ)

日本ロック界の重鎮『エレファントカシマシ』のフロントマン、宮本浩次
歌声だけでなく、その人間性も個性的で中毒になるファンが多いヴォーカリスト。

『明日以外すべて燃やせ 』のというタイトル通り、彼の歌声はまるで炎のように楽曲に熱を与えます。

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もうミヤジ何でも歌えるのがバレてしまった 林檎といい、スカパラといい、もうなんてこったい


大きい人達に囲まれるとこんなに華奢なのに歌うとなんてパワフルなんだろう。この細い体でどれだけ情熱を持って音楽に取り組んでるのだろうと考えると涙出る。 インタビューからも真面目な人柄が伝わる。

TOSHI-LOW(BRAHMAN)

ロックバンド『BRAHMAN』のヴォーカリストであり、漢の中の漢、TOSHI-LOW(トシロウ)。
生き様を物語るような獣のような側面と、少し憂いのある彼の独特の歌声に多くの人が心打たれました。

『野望なき野郎どもへ』では、歌声という拳で、生ぬるい日々を浪費する人間たちの目を覚まさせます。

この動画に寄せられた反応

スカパラのゲストボーカル務めるって、ロックバンドのボーカルとしての一種のステータスになってるよね。


なんやこの音楽という武術でボコられるような感覚は…すごいコラボがまた生まれちゃったな

MONGOL800

『小さな恋のうた』が国内でスマッシュヒットしたことで有名な沖縄出身の3ピースバンド『MONGOL800』

沖縄生まれの暖かいフィーリングを持った彼の歌声は『流れゆく世界の中で』の中でも、スカの陽気でアップリフティングなサウンドと見事にマッチしています。

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この曲は歌詞が大好きです。シンプルで直接的で、心が穏やかになります。キヨサクの声も最高。先日阿蘇ロックで生で聴けて本当に感動しました。この曲に出会えて本当に良かった!


ライブで聞いていて、なぜか泣けてきた曲です。暖かい。そう感じました。

尾崎世界観(クリープハイプ)

その名前が指す通り、唯一無二の世界観を生み出す『クリープハイプ』のフロントマン、尾崎世界観。彼の作詞センスと歌声は音楽をするために生まれてきたと言っても過言ではないほどです。もちろんスカパラのメンバーがそんな彼に注目しないわけがありませんでした。

しかし、彼の歌声がスカパラの音楽にマッチするかどうかは少し賭けだったと思いますが、失敗を恐れないスタンスが音楽に新たな可能性を与えるのだと再確認させてくれる1曲です。

この『爆音ラブソング』の他にも、もう1曲『めくったオレンジ』というコラボ曲もリリースされているので気になる方は要チェックです。

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尾崎世界観の歌声が、楽器の一つとして聴こえる。これは、ある種、普通ではない彼の独特の歌声だからこそ感じられるグルーヴかもしれない。


尾崎君用につくられてる。こりゃ尾崎世界観にしか歌えない

細美武士(ELLEGARDEN、The HIATUS、MONOEYES)

テレビの露出が極めて少ないにも関わらず、ロック好きのリスナーから絶大な支持を受けるヴォーカリスト、細美武士
コーチェラフェスティバルでも共演を果たした同志です。

2018年は伝説のバンド『ELLEGARDEN』の復活でロックファンを歓喜させた彼も、スカパラの楽曲の中でその歌声を解き放っています。

その楽曲のタイトルは『Diamond In Your Heart』
ダイヤモンドのように砕けない不屈の精神が窺える彼の生き様に惚れ込んだ谷中がオファーしたとのことです。

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谷中さんが書いた詞やけどまるで細美さんが書いたみたい。 楽しそうに歌ってるしいいな。


細美さんは本当に音楽がすきなんだろうなぁ、子供みたいに笑ってキラキラした目で楽しそうに歌ってる姿を見るとこっちまで楽しくなってくる‼︎

奥田民生(ユニコーン)

奥田民生とスカパラの『美しく燃える森』はゲストボーカルを招いたスカパラの曲では一番のヒットとなった曲と言えるでしょう。

奥田民生がユニコーンやソロワークでは決して歌わないようなジャズナンバーを歌わせることで、ボーカリストの新たな可能性を引き出すことに成功しています。

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もう13年も前の曲なのに…ちっとも古臭く感じない。 こういう洗練された曲こそが、本当の意味での「名曲」なんだろうな。


民生、自分の曲はこんな歌い方絶対にしないから余計にドキドキするわ。。 ステキすぎ。

 

こうやって、スカパラが共演してきたアーティストたちを見返すと、あることに気がつきます。それは個性あふれるアーティストばかりだということ。

上手い人や楽器のテクニックが突出した人間は山のようにいますが、歌声などの個性というのは、その人だけが持つものです。スカパラは、そんなかけがえのないキャラクターを見出しコラボレーションすることで、相互作用するという挑戦を長きにわたり行っている数少ないバンドといえるでしょう。

まとめ

まるでヴォーカリストの新たな一面を引き出すことを自分達の指名とでも言わんばかりに多種多様なアーテイストと共に作品を作り続ける『東京スカパラダイスオーケストラ』

アニバーサルイヤーはまだ始まってもいないので、まだ未発表のスペシャルイベントが、これからアナウンスされることが予想されるので、目が離せません。

そして、今後どんなアーテイストを彼らのスカサウンドに招き入れるのかも楽しみですね。




-日本人アーティスト

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