ビジュアルが可愛らしくて歌もカッコいい女性ボーカルはいつの時代もスターとして輝いてきました。
ポップスやロックの歴史もかれこれ50年以上になるけど、可愛らしくてクールな洋楽アーティストというと、どんな人が活躍していたんだろう?
という思いを満たすべく、この記事では、可愛らしさやカッコよさを兼ねそなえた洋楽の女性アーティストたちを時代ごとに紹介します。
もくじ
可愛らしくてクールな洋楽アーティスト【1960年代】
Marianne Faithful "As Tears Go By"
ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインがホストを務める音楽番組に出演するマリアンヌ・フェイスフル。
ふんわりしたムード、幼さが残るあどけない顔を見ていると、アイドル歌手というのは彼女から始まったと言えるのではないでしょうか。
Shocking Blue “Venus”
サイケデリックムーブメントの中で登場したショッキング・ブルーのボーカリスト、マリスカ・ヴェレスは20代前半ながら、とても大人びて見えます。
可愛いというよりはセクシーな感じではありますが、パンチのある声とルックスがバンド全体のイメージを引き締めていて、カッコよさ抜群です。
可愛らしくてクールな洋楽アーティスト【1970年代】
Blondie “Heart Of Glass”
ディスコやパンクロックが流行っていた1970年代後半、ニューウェーブというジャンルが新たに出てきた頃でもあり、ブロンディは当時を代表するグループです。
紅一点のボーカル、デボラ・ハリーはきれいで可愛らしいルックスと歌声が魅力的でした。ブロンディの成功は彼女の可愛らしさやカッコよさがなんといっても大きかったです。
Olivia Newton John “Take Me Home, Country Roads”
1970年代を代表する洋楽女性アーティストのひとり、オリビア・ニュートン・ジョン。
美人と言ったほうが似合っていますが、当時の洋楽女性アーティストは、爽やかな美人かセクシーさを売りにした濃いビジュアルが一般的であったように思えます。
可愛らしくてクールな洋楽アーティスト【1980年代】
The Bangles “Walk Like A Egyptian”
バングルスは、1960年代に流行っていたフラワームーブメントに影響を受けたサウンドやファッション、そしてビデオクリップが特長でした。
1980年代はミュージックビデオ全盛の頃で、テレビ画面に映るメインボーカル、スザンナ・ホフスのエキゾチックな可愛さは全米で大人気でした。
バンドのナンバーワンヒット「ウォークライク・エジプシャン」は、後に日本のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 セカンドシーズン」でエンディングにもなっています。
もはやポップロックのスタンダード曲と言えますね。
‘Til Tuseday “Voices Carry”
パンキッシュなブロンドヘアがトレードマークのエイミー・マンがフロントを務めるティル・テューズデイ。
パッと見、こわそうなルックスでしたが、エイミーの歌は透明感のある優しいトーンで癒されます。
そして、ときおり見せる可愛らしい笑顔も人気でした。
可愛らしくてクールな洋楽アーティスト【1990年代】
Maria Carry “Emotions”
圧倒的な歌唱力と可愛らしくセクシーなビジュアルをもって登場したマライヤ・キャリー。
それまで聴いたことがないようなハイトーンはステージで披露するたびに称賛の的でした。
Vanessa Paradis "Be My Baby"
シャネルの広告塔として活躍していたヴァネッサ・パラディス。
モデル以外に歌手としても活動していたヴァネッサですが、当時人気絶頂だったロックスター、レニー・クラビッツのプロデュースにより、彼女の人気は決定的になりました。
ファッションセンス、可愛らしさ、カッコよさ、美しさとすべてを持ちあわせています。
Britney Spears “Baby One More Time”
1990年代当時、アメリカの女子高はこんな感じ!
と言ったら大げさではありますが、1990年代はたくさんのティーンアイドルがデビューを果たした時期で、ブリットニーはティーンアイドルの代表選手という感じでした。
最近はお父さんの介護もあり、無期限活動中止を発表したブリットニー・スピアーズですが、ビデオでの彼女はやる気に満ちていて最高に輝いています。
Mandy Moore “I Wanna Be With You”
すらっとした抜群のスタイルにあどけない顔が可愛らしいマンディー・ムーア。
歌手としても味のあるシンガーで、心地よいトーン(声質)で歌う“I Wanna Be With You”は聴いていてリラックスできます。
Christina Aguilera “What A Girl Wants”
1990年代に登場したティーンアイドルで音楽チャートを賑わしたクリスティーナ・アギレラ。
アーティストになるために必要なことはすべて学んできた!
と思えるくらい歌ってよし、踊ってよし、喋ってよしという感じで何をやらしても上手でした。
粗削りながらも可愛さを売りにしてきたティーンアイドルと比べて、完璧すぎてどこかメカニカルな面はありましたが、質のたかいポップスを聴かせてくれます。
The Cardigans “Lovefool”
キュート(可愛らしい)なリードボーカル、ニーナ・パーションの気だるい歌声とマッタリとしたサウンドが何とも病み付きになるスウェーデン出身のカーディガンズ。
可愛らしくてクールな洋楽アーティスト【2000年代】
Avrill Lavigne “Girlfriend”
ポップスを歌うティーンアイドルは沢山いすぎる程でしたが、アヴリル・ラビーンは自分の感性を信じてパンクロックで勝負してきました。結果は大成功!
2014年辺りにライム病という恐ろしい伝染病に掛かり「死を覚悟」するほど大変な日々を送っていたというアヴリルですが、現在は病状も良くなり、新たな活動に向けて精力的に動いているそうです。
Taylor Swift ” Shake It Off”
現在、エンタテイメント界において、アーティスト、ミュージシャン、女優としてもっとも活躍しているテイラー・スウィフト。
アメリカの音楽業界紙ビルボード200では5位、カントリーアルバム部門では1位を獲得した2006年リリースのデビューアルバム「テイラー・スウィフト」以降、ポップアーティストとしてスター街道を走りつづけています。
Ariana Grande “7 rings”
2013年にシンガーとしてデビューしたアリアナ・グランデ。現代のマライヤ・キャリーと称されるほど歌唱力には定評があります。
親日家としても知られており、スタンダード曲「マイ・ファニー・バレンタイン」をモチーフにした最新作「7リングス」のビデオにも品川ナンバーのプレートやほかにも日本語が使われています。
Pixie Lotto “Cry Me Out”
可愛らしい顔立ちでいて、パワフルかつハスキーでソウルフルなボーカルが売りのピクシー・ロット。若手のポップシンガーとして高く評価されています。
Victoria Justice "Freak The Freak Out"
アメリカの子供向け番組ニコロデオンの「ビクトリアス」の主人公トリー・ベガ役を獲得。以降、順調に映画にも幅広く出演し、現代のショービズ界で華々しく活動をしています。
ラテン系の血をひいていることもあり、可愛さとエキゾチックな美しさが同居しているルックスがとてもキュート!
IIRIS “ Tigerhead”
イリスは、同じヨーロッパ出身のビヨークやケイト・ブッシュといった妖艶なアーティストと比較されることが多いシンガーソングライターで、確かに音楽的には似た感じがしますが、ミュージックビデオで歌う彼女は妖艶というよりも可愛らしいという印象のほうが強いですね。
Sammi Sanchez "Pum Pum ft. Reykon"
メキシコ系アメリカンのサミー・サンチェス。
大人びたラテンビューティーで、ミュージックビデオから伝わるのは、パーティーで見かけた「カワイコちゃん」といった感じです。
若干20歳なので、これからの活躍に期待しましょう。
Against The Current “Talk”
綺麗にととのった彫刻のような顔立ち。シャープなアイラインが更にカッコよさを強調しているアゲインスト・ザ・カレントのボーカル、クリッシー・コスタンザ。
ロックバンドのフロントとしては、クールな顔立ちとシャウトするボーカルという面が強調されていますが、ときおり見せるあどけない横顔が可愛らしい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ポップロックヒストリー50年を通して、可愛らしくてクールな洋楽アーティストたちを年代ごとに紹介してきました。
洋楽アーティストは、可愛らしいと大人っぽいセクシーさがセットになっていることが多いので、日本でいうところのカワイイとは少し違うかもしれません。
もし、お気に入りの洋楽アーティストがあったら、是非とも、その洋楽アーティストがリリースした他の作品も聴いてみてください。